ラフティングは、複数人でひとつのボートに乗って、川を下っていくレジャーです。実際に何人がボートに乗るのかは場所やボートのサイズなどで変わりますが、大体6人から8人であることが多いです。日本には数多くのラフティングスポットがあり、徳島もそのひとつで、特に吉野川の中流は日本でも指折りの名所となっています。そんな徳島のラフティングの魅力として挙げられるのは、自然と気軽に触れ合える点です。木々や岩壁に挟まれた川の中をボートで進んでいくという経験は、日常生活ではまずできないでしょう。そして、水の流れが比較的穏やかな部分を進んでいくコースであれば、経験のない人や子どもでも参加することが可能です。また、ラフティングのメニューには、ただボートで進んでいくだけでなく、途中で水遊びができる時間が設けられている場合もあります。さらに、ボートに乗っている人たちで力を合わせて、流れが激しい川を下っていくという楽しみ方もあります。徳島の吉野川には大歩危や小歩危といった激流スポットがあり、スリリングな川下りができます。そして、6月から9月が、ダムから大量に放水されることで流れが激しくなるため、激しいラフティングに適したシーズンです。
徳島でのラフティングは基本的に、会社が提供しているサービスを利用することになります。そのサービスは複数ありますが、まずは安全対策がしっかりされているかどうかを重視しましょう。ライフジャケットの装着やボートがしっかりメンテナンスされていることは、最低限の条件です。そして、万が一のことを考えて、保険に加入できることも望ましいでしょう。また、大抵の場合はウェットスーツやヘルメットはレンタルできますが、念のためにレンタル可能かどうかは確認はしておいた方が良いでしょう。さらに、会社によって用意しているプランも様々で、下るスポットや確保されている時間が異なります。その選択次第で楽しみ方が大きく異なるため、コースの内容を吟味することも大切です。事前にどのようにラフティングを楽しみたいかをはっきりさせておいて、それに合ったコースを用意しているところを選びましょう。初心者や子どもがいる家族の場合は、比較的穏やかなところを進むコースを選択した方が無難です。また、タイミングも重要で、徳島のラフティングは5月周辺は穏やか、6月以降は激しくなる傾向があります。特に予定を入れられる時期が限定されていないのであれば、目的に合った時期を選びましょう。